| 前橋市立図書館の職員が選んだ・・・ |
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| 親子で絵本を楽しんでもらいたい・・・。そんな願いから前橋市立図書館の職員が選んだ、絵本のリストです。0歳から3歳くらいをめどに選んでいますが、年齢にはあまりこだわらなくて良いでしょう。この他にもすばらしい絵本がたくさんありますが、一つの目安としてこのリストをご覧いただければ幸いです。 |
| (2002年9月作成) |
| 書名 | 作者 | 出版社 | |
| 1 | 「いないいないばあ」(あかちゃんの本シリーズ) | 文:松谷みよ子 絵:瀬川康男 |
童心社 |
| 簡潔な絵と文が絶妙。 ねこ、くま、ねずみ、きつねなどの動物たちが「いないいないばあ」をする表情がとてもかわいい。ページをゆっくりめくると、思わず本の中の動物といっしょになって「ばあっ」。お母さんと赤ちゃんが笑顔で向き合える本です。身振り手振りをしながら、小さな子どもも「笑顔」の楽しさを十分味わえます。松谷みよ子の赤ちゃん向けの絵本シリーズはどれも楽しく読めるでしょう。 | |||
| 2 | 「はらぺこあおむし」 | 文、絵:エリック・カール | 偕成社 |
| まず、そのあざやかな色彩で、子どもたちも興味を持つようです。小さな卵から生まれた「はらぺこあおむし」が、むしゃむしゃとはっぱを食べていく。食べたあとには穴があいています(実際に絵本にも穴が・・・)あおむしくんは、最後に大きな美しい蝶に変身。単純なストーリーだけに、エリック・カールの独特な色彩の美しさが印象深い絵本です。 | |||
| 3 | 「ぐりとぐら」シリーズ | 文:中川季枝子 絵:大村百合子 |
福音館書店 |
| のねずみの「ぐり」と「ぐら」が主人公の楽しいシリーズ。今も昔も多くの人に好まれている人気絵本のひとつです。「ぐり」と「ぐら」のちょっとした冒険は子どもをどきどきさせるのに十分。かわいらしい森の動物、うみぼうず、サンタさん、それに「おいしいもの」と子どもの大好きな仲間たちが登場し、またその文章は不思議なリズムにあふれ、声に出して読むのにも最適。のんびりしたやさしさが素敵です。 | |||
| 4 | 「ノンタン」シリーズ | 文、絵:キヨノ サチコ | 偕成社 |
| ロングセラーで今も人気の高い絵本シリーズの赤ちゃん版。子猫のノンタンとその仲間たちを中心に、子どもの身近に起こりそうなことが描かれています。生活習慣やしつけの要素も盛り込まれていたりします。繰り返される言葉のリズム、小さい子の手に合うサイズなど、赤ちゃんから楽しめるよう工夫されています。絵もとてもかわいらしく、まだ字の読めない小さな子どもでも楽しめます。 | |||
| 5 | 「ねずみくんのチョッキ」シリーズ | 文:なかえ よしお 絵:上野 紀子 |
ポプラ社 |
| お母さんに編んでもらった赤いチョッキを着て満足げなねずみくん。そこへあひる、猿、あしか、ライオン、馬、そしてなんと象までが次々とやって来て、チョッキを借りて着てしまいます。チョッキはひものようにのびきってしまいました。ねずみくんはチョッキを引きずるようにして立ち去ります。気のいいねずみくんの様子は、おかしさと同時に複雑な気持ちにさせます。でも、最後の意外な結末にホッ・・・。短い文章と単純明快に描かれた動物、しぶい色づかいのなかの赤いチョッキが印象的です。 | |||
| 6 | 「うさこちゃん」シリーズ | 文、絵:ディック・ブルーナ 訳:石井桃子 |
福音館書店 |
| 「ちいさなうさこちゃん」(15位に再出)をはじめとする、うさこちゃんのシリーズ。 ディック・ブルーナの独特なシンプルな形と色。表現がとてもはっきりしており、新鮮。子どもたちが何度見ても飽きない絵本です。うさこちゃんやパパ、ママ、お友達も、みんな正面を向いて描かれており、これも子どもたちに正面から訴える力になっています。「ちいさなうさこちゃん」はうさこちゃんが生まれるまでのお話。自分の子どもに置き換えて読んであげると、どのように生まれ、みんなが祝福してくれたのかが、子どもにもよく伝わるでしょう。 | |||
| 7 | 「しろくまちゃんのほっとけーき」とそのシリーズ | 文:森 比佐志、わだ よしおみ 絵:わかやま けん |
こぐま社 |
| しろくまちゃんがおかあさんと一緒にホットケーキを作っています。読んでいるうちに自分が作っているような気分になってしまいます。ホットケーキが出来る過程やフライパンの音なども興味深く、読み終わった後に「おいしいホットケーキを作ろうね」という親子の会話が聞けそうです。絵本のページをめくる楽しさが伝わる一冊です。 | |||
| 8 | 「だるまちゃんとてんぐちゃん」 | 文:絵 加古里子 | 福音館書店 |
| だるまちゃんシリーズの中でも定着した人気を誇る「だるまちゃんとてんぐちゃん」。だるまちゃんとてんぐちゃんが仲良く遊んでいると、だるまちゃんはてんぐちゃんのうちわが欲しくなりました。次にてんぐの鼻が欲しくなりました。鼻にトンボや蝶が止まるからです。お餅で作った代用品の鼻には雀が止まりました・・・。日本的な雰囲気がただよう、だるまや天狗が登場するお話はちょっと古めかしさを感じさせますが、子どもたちの興味や関心を引きつけるのにはうってつけです。 | |||
| 9 | 「おおきなかぶ」(ロシア民話) | 訳:内田莉莎子 絵:佐藤忠良 |
福音館書店 |
| 「うんとこしょ」「どっこいしょ」のかけ声が楽しい定番の一冊。ご存じの方も多いと思います。なかなか抜けない株をいぬやねこまで総出でひっぱる楽しさ。登場する人物たちといっしょになって「うんとこしょ!、どっこいしょ!」とかぶをひっぱりましょう。「やったーぬけたあ」と親子で達成感が味わえ、大満足。彫刻家としても有名な佐藤忠良の絵は、キャラクター絵本にはない美しさです。 | |||
| 10 | 「ブルーナのえほん」シリーズ | 文、絵:ディック・ブルーナ 訳:石井桃子 |
福音館書店 |
| ブルーナの絵本は、原色を使った色使いと縁取りされた絵が印象的です。「子どもがはじめてであう絵本」シリーズ、「ブルーナのゆかいななかま」シリーズ、「ブルーナのたのしいべんきょう」シリーズがあります。もしかすると若いお父さんやお母さんは自分が小さい時に親しんだ絵本かもしれませんね。 | |||
| 11 | 「わたしのワンピース」 | 絵、文:にしまきかやこ | こぐま社 |
| 空から降ってきた真っ白なきれでワンピースを作りました。ワンピースが花模様になったり、水玉模様になったり、草の実模様になったりします。小鳥の模様、虹の模様、星の模様にと変身していきます。そのたびに「私に似合うかしら」という言葉が繰り返されます。次はどう変わっていくのか胸がワクワクしてきます。うさぎさんがとてもかわいいです。お話はまだまだ続くような余韻を残して終わります。 | |||
| 12 | 「14ひきのひっこし」(そのシリーズ) | 文、絵:いわむら かずお | 童心社 |
| 14ひきの大家族のねずみたちの暮らしを自然味豊かに描いている作品。森の四季と、どこか懐かしい日本の昔の暮らしが描かれているのは、作者の体験がにじんでいるから?「いっくん」「にっくん」「さっちゃん」「よっちゃん」など親しみやすい名前のねずみたち。おじいさんやおばあさんのいる大家族のなかで、それぞれの個性が見事に描き分けられている。全員が協力して仕事を分担して一日が過ぎていく・・・、四季が過ぎていく。家族の温もりと自然のやさしさの感覚があふれる作品。大人の鑑賞にも十分応えてくれます。 | |||
| 13 | 「いいおかお」(赤ちゃんの本シリーズ) | 文:松谷みよ子 絵:瀬川康男 |
童心社 |
| ふうちゃんがいいお顔をしていました。そこへ猫が来ました。猫もまねていいお顔。次に犬も、象もいいお顔。そこへお母さんが来て「いいお顔ね」と言ってビスケットをくれました。動物が一匹ずつ増えていって楽しいです。小さくても笑顔の楽しさを味わえる本。登場する子ども動物の笑顔にほっとします。 | |||
| 14 | 「おふろでちゃぷちゃぷ」 | 文:松谷みよ子 絵:いわさき ちひろ |
童心社 |
| 「あひるさんどこ行くの」。「タオル持った、石けん持った、早く早く」。セーターを脱いで、ズボン脱いで、シャツ脱いで、パンツ脱いで、お風呂へ。仲良しのあひるに誘われるままにお風呂へと進んでいきます。赤ちゃんが初めて出会う絵本として素晴らしい内容で、淡い色調の絵と文章が一体化しています。お風呂への興味を抱かせるのにはもってこいの絵本です。 | |||
| 15 | 「ちいさなうさこちゃん」 | 文、絵:ディック・ブルーナ 訳:石井桃子 |
福音館書店 |
| ふわふわさんは花にみずをやりました。ふわおくさんはお家の仕事をした後、お買い物に出かけました。ある晩ふわおくさんを天使が呼んでいます。赤ちゃんができたと言うのです。やがてうさこちゃんが誕生しました。うさこちゃんを見に大勢のお客さんが来て、うさこちゃんは疲れてしまいました。ブルーナの絵本は鮮やかな色使いが特徴です。原色で仕上げた登場人物は黒く縁取りされて、くっきりと浮かび上がっているように見えます。シンプルな絵と文は何度見ても飽きません。 | |||
| 16 | 「どろんこハリー」シリーズ | 文:ジーン・ジオン 絵:マーガレット・ブロイ・グレアム 訳:わたなべ しげお |
福音館書店 |
| 黒いぶちのある白い犬「ハリー」。お風呂が大嫌いなハリーは、家を抜け出して、あちこち遊び回ってどろだらけ。とうとうハリーは白いぶちのある黒い犬に!家に帰ってきたハリーは、お家の人から、ハリーだと気づいてもらえません。さあて大変・・・、ハリーはどうなるのでしょう。でも安心、最後はハッピーエンドでほっとします。どろんこになって遊ぶこと、お風呂がきらいなことなど、ハリーは子どもそのものです。ちょっと冒険したいのも子どもと同じ。絵がそのまま「ものがたり」になっています。 | |||
| 17 | 「にんじんさんがあかいわけ」 | 文:松谷みよ子 絵:ひらやまえいぞう |
童心社 |
| 「むかしむかし」で始まるこの絵本は、どこかで聞いたことがあるような懐かしさにあふれています。だいこんさん、にんじんさん、ごぼうさんが一緒にお風呂に入ります。あちちとごぼうさんが飛び出してしまい黒いまま、にんじんさんはじっと我慢して入っていたので真っ赤、だいこんさんは良く洗ったので真っ白です。野菜への親近感が自然とわいてくるユーモラスなお話です。 | |||
| 18 | 「はじめてのおつかい」 | 文:筒井頼子 絵:林 明子 |
福音館書店 |
| 「みいちゃん」はいつつ。おかあさんはあかちゃんのお世話でたいへん。ある日おかあさんが言いました。「あかちゃんのぎゅうにゅう買ってきて。ひとりでいってこられる?」「うん。みいちゃん、もういつつだもん」とみいちゃんは、100円玉を2個握りしめ、初めてのおつかいにでかけていきますが・・・ 。林明子の描く絵もとても親しみやすい感じ。不思議な現実感のある絵で、本当にありそうな町並み。途中で転ぶ、お店のおばさんが気づいてくれない。お釣りを忘れるなど、みいちゃんの初めてのおつかいに、思わず声援を送りたくなります。やりとげた達成感も、親子でいっしょに感じられる。そんな楽しい絵本です。みいちゃんが目指すお店が「筒井商店」、掲示板の張り紙が「はやしあきこ絵のきょうしつ」と、細かいところにも仕掛けがあり、70年代の雰囲気が懐かしいですね。 | |||
| 19 | 「きゅうりさんととまとさんとたまごさん」 | 文:松谷みよ子 絵:ひらやまえいぞう |
童心社 |
| 松谷みよ子の「赤ちゃんシリーズ」は根強い人気があります。「赤ちゃんのおいしい本」、「あかちゃんのむかしむかし」、「赤ちゃんの本」など、たくさんの本がありますが、いずれもやさしさと思いやりにあふれています。「きゅうりさんととまとさんとたまごさん」では、新鮮な野菜やタマゴが生き生きと動き回り、語りかけてくるようです。やさしい色使いが一層親しみやすさを増しているようです。 | |||
| 20 | 「もけらもけら」 | 文:山下洋輔 絵:元永定正 構成:中辻悦子 |
福音館書店 |
| ジャズ・ピアニストとモダン・アーティストの組み合わせで、不思議な絵本です。出てくる文章は意味不明?ですが、軽快なことばでどんどん読み進んでしまいます。丸や三角、四角などの造形とあいまって次から次へと変化していきます。ジャズ・ピアニストらしい視覚と音楽を融合させた新しいタイプの絵本に仕上がっています。 | |||
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